最終更新日:2020年8月19日 02:09
初めに
物件のスキャンにかかる時間は、一概には言えません。
スキャン時間は以下の要素によって異なります。
1.物件の複雑さ
2.3D空間の用途
上記の要素はあなたがスキャンする枚数に影響します。
例えばMEP(機械、電気、配線)ルームなどの閉塞的空間は、より緻密にスキャンして
たくさんの3Dデータを集める必要があります。
何もない工場などの大きく開けた商業用不動産はあまりスキャンする必要がありませんが、
特有の問題が起きがちです。
下記の計算やルールは、経験則の一部です。
各スキャンには、以下の手順全部で約30秒かかります。
- カメラのスキャンと旋回(20秒)
- カメラからiPadにデータ転送(5秒)
- iPadの以前のスキャンと位置を合わせる(5秒)
カメラを次のスポットに移動する(転送と位置合わせと同時に行うことも可能)
各スキャンにかかる秒数に、総スキャン数を掛けます。
ほとんどの住宅(185㎡)には
50~75スキャン必要です。
典型的な住宅(185㎡)をスキャンするには約25~38分かかります。
この時間計算には、現場を準備するのにかかる時間は含まれていません。
スピードアップする
手順をスピードアップするには、以下を試してみてください。
- 現場を整備し、きれいにしておく。
- Matterportシステムに十分慣れておき、簡単に三脚を組み立てたり
iPadを使えたりできるようにする。
- iPad Proなどの新しいiPadを使う。このことで、位置決めが早くできる。
- スキャン枚数をなるべく少なくする。
とはいえ、通常はたくさんスキャンすることをお勧めしています。
スキャンが多いほど、視聴者は3D空間でたくさんのものを見ることができます。
また、ドールハウスビューの改善のために3D深さデータをたくさん集めることもできます。
最後に、Matterportのシステムを使用する事で現場を再訪することなく適切な角度からの
優れた2D写真を撮ることができるかもしれません。
3Dウォークスルー内の不要なスキャンを見えなくすることもできます。