位置決めエラーとずれ

位置決めエラーとずれ

最終更新:2020年10月29日 18:28



位置決めとは?
全てのMatterport SpaceにはScanのセットが付いています。
各スキャンは、1つの物理的方向から見た2Dや3Dデータでできています。
全てのスキャンの3Dデータを組み合わせて、完全な3Dスペースを形成します。

最初のスキャンは、スペース内の1ヶ所です。
その後のスキャンは、前のスキャンに合わせて位置決めされます。
適切に位置決めされたスキャンとは、ソフトウェア内での位置と現実での位置が同じスキャンです。
通常、Matterport Captureアプリは2Dや3Dデータを重ね合わせてよく似た領域を探します。

なお、位置決めにGPSデータは使われません。

問題

重なり合う3Dデータがないと、位置決めエラーが起きます。
位置決めできない主な理由は以下の通りです。

○     スキャン距離が離れすぎている
○     前のスキャンが視線上にない
○     同じドアが、スキャンによって開いていたり閉まっていたりする

スキャンレポートの位置決めが誤っている場合、ずれが起きます。
ずれの主な理由は以下の通りです。

○     鏡がマークされていない。カメラが鏡を壁ではなくもう一つの部屋として認識する。
○     長い廊下や何もない倉庫など、反復的な形状がある。
○     前のスキャンを行ったフロアと遠く離れたフロアでCaptureを始動している

これらの問題を避けるには、以下を試してみてください。

○     スキャン後すぐに窓や鏡に印を付ける
○     ドアを開けたまま、または閉めたままにしておく
○     スキャン間の距離を縮める
○     直射日光と屋外スキャンを避ける
○     前のスキャンの視線上にあるようにする
○     前にスキャンを行ったフロアの隣のフロアで開始する

位置決めエラー

Matterport Captureアプリが現在のスキャンを前のスキャンに合わせて
位置決めできなかった場合に、位置決めエラーが起きます。
この場合、すぐにその旨を通知する表示が出ます。



位置決めエラーから回復するには、前に行ったスキャンとの距離を半分縮めてもう一度トライしてください。
それでもうまく行かない場合、前に行ったスキャンを削除して同じ場所をスキャンし直してください。
位置決めエラーから回復するまで、削除と再スキャンのプロセスを繰り返してください。

ずれ

Matterport Captureアプリがスキャンを位置決めしたと判断したものの、
スキャンの位置が間違っている場合にずれが起きます。
このため、エラーメッセージは表示されません。

例えばアプリ内での下の図では、⑦がスキャン⑤とスキャン⑥の間にあります。
とはいえ現実には、スキャン⑦は右側のオレンジの円がある場所に位置しています。
つまり、スキャン⑦はずれています。



スキャン後は毎回、スキャンが正しい位置にある
(iPad上での位置が現実位置と合っている)かどうかiPadを確認してください。
最近のスキャンを見つけるためにズームする必要があるかもしれません。
スキャンを数時間続けた後は、ずれを見落としやすくなります。

ずれから回復するにはまず、ずれが起こってしまったスキャンを削除します。
その後、前に行ったスキャンとの距離を半分縮めてもう一度トライしてください。
うまく行った場合、通常の距離で続けてください。

それでもうまく行かない場合、前に行ったスキャンを削除して同じ場所をスキャンし直してください。
スキャン10にずれが起きた場合、スキャン10と9を削除し、位置8から再スキャンを行ってください。
ゆっくりしたペース(通常の距離の半分)で続けるか、位置決めが決まるまで三脚の位置を低くします。
後で、Workshopの余計なスキャンを隠してください。

ずれの例

平面図ビュー


ずれたスペース

正しく位置決めされたスペース


ドールハウスビュー

ずれたスペース

正しく位置決めされたスペース
      

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